【Linux】ファイルに権限を付与する

目次

ファイル/フォルダに権限を付与する

ファイルやフォルダには個々に権限が付与されています。この権限を書き換えることができるのが、chmodコマンドです。

chmodコマンドの使用方法

2つの方法で権限の変更をすることができます。

  • アルファベットと記号を使う
  • 数字を使う
アルファベット 数値 付与されている権限
r 4 読み込み
w 2 書き込み
x 1 実行
- 0 なし

【アルファベット使用】追加、消去

アルファベットを使用する場合は以下のようなユーザーを指定、その後にアルファベットのように指定していきます。

アルファベット ユーザー
u 所有者
g グループ
o その他のユーザー
a すべてのユーザー

追加:+

権限を追加する場合以下のようにユーザー + 権限アルファベットになります。

test.shのファイル権限の追加

1
2
chmod a+w test.sh  //  すべてのユーザーからの書き込み権限を付与
chmod u+wr test.sh // 所有者からの書き込み読み込み権限を付与

消去:-

権限を追加する場合以下のようにユーザー - 権限アルファベットになります。

test.shのファイル権限の消去

1
2
chmod a-w test.sh  //  すべてのユーザーからの書き込み権限を消去
chmod u-wr test.sh // 所有者からの書き込み読み込み権限を消去

【数字使用】追加、消去

数値を使用する場合は、以下の表の変更したい権限の数値を足した数値をユーザーごとに3つ並べて指定します。

数値の場合は、指定される数値の権限に書き換わります。

数値 付与されている権限
4 読み込み
2 書き込み
1 実行
0 なし
0~7 0~7 0~7
所有者 グループ その他のユーザー

使用例

test.shのファイル権限の追加

1
2
chmod 222 test.sh  //  すべてのユーザーからの書き込み権限のみを付与
chmod 006 test.sh // 所有者からの書き込み読み込み権限のみを付与
Author

Daiki Iijima

Posted on

2021-11-02

Updated on

2024-04-17

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