【PHP】PHPDocumenterの使い方
目次
PHPDocumenterとは
ソースコード内に記述されているコメントから、ドキュメントを自動生成してくれるツール
PHPDocコメントをドキュメント化してくれる
PHPには複数種類のコメントの書き方があります。しかし、PHPDocumenterはそれら既存のコメントではドキュメントを生成してくれません。
PHPDocumenterがドキュメントを生成するために用いるのは、PHPDocコメント
と言われる、以下のような形式のコメント記法を使用する必要があります。
1 |
|
PHPDocコメントにならないコメント
特に、3つめのコメントはPHPDocコメントと似ているので注意が必要です。
1 |
|
PHPDocで使用できるタグを使用してコメント行に意味をもたせる
- 対象欄の
-
になっている場所は、どんな項目にも使えるタグです。
タグ | 対象 | 意味 |
---|---|---|
@author | - | プログラムを書いた人 |
@copyright | - | 著作権 |
@deprecated | - | 将来的に使われなくなる予定のものであることを表す |
@param | メソッド,関数 | 引数の説明 |
@return | メソッド,関数 | 戻り値の説明 |
@see | - | 参考URL,参考クラス |
@throws | メソッド,関数 | スローする例外クラス |
@todo | - | 今後やるべきことや追加予定の処理 |
@package | ファイル,クラス | パッケージ(そのクラスが所属するnamespace) |
使用までの手順
1. composerを使用してインストールする
ドキュメントを作成したいプロジェクトにcomposerを使用してphpdocumntorを導入する
1 |
|
2. ドキュメントを生成する
今回は以下のソースコード単体のドキュメントを作成してみます。
1 |
|
プロジェクトのルートディレクトリから、以下のようなコマンドを実行します。
- -d : ディレクトリを指定する場合
- -f : ファイルを指定する場合
- -t : 出力先のフォルダ名を指定します。
- 省略可能とドキュメントには書いてあるが、省略するとどこに出力されるかわからない
1
./vendor/bin/phpdoc -f IntegerCalculate.php -t out
- 省略可能とドキュメントには書いてあるが、省略するとどこに出力されるかわからない
複数ファイルでドキュメントを作成する場合は、ファイル指定(-f)している部分をフォルダディレクトリ(-d)とかにすると楽です。
3. ドキュメントの確認
- 出力されたフォルダ内の
index.html
がドキュメントの内容になっています。
参考
- 公式のドキュメント
- コマンドオプションも公式のドキュメントに載っています。テンプレート変更機能とかもあるらしいです。
【PHP】PHPDocumenterの使い方